Center for Health and Rights of Migrants

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国境を越えて移動するHIV陽性者支援

外国人のHIV診療と支援
HIV Treatment and Support for foreigners living with HIV

海外から日本に行く(Move from Oversea to Japan)

日本から海外に行く(Move from Japan to Oversea)


<日本語>海外(Oversea) → 日本(Japan)

※ 2023年1月 現在

国が補助するHIV治療(以下、ART)の手順

Step1
 各自治体の役場で住民登録をし、在留カードを取得する。在留資格のない外国人および短期滞在の外国人は住民登録をすることができない。

Step 2
 以下のいずれかの方法で健康保険に加入する。
 1) 自分もしくは家族が働く会社を通して
 2) 各自治体の国民健康保険課にて

Step 3
 治療ガイドラインは、診断されたら早期に抗ウイルス剤治療を開始することを奨励している。ただし、医療費の補助を申請するためには、CD4が500以下および/またはウイルス量が5000以上であることを示す検査結果2回分(4週以上の間隔をおいた連続するもの)と医師の診断書が必要である。

Step 4
 受診する病院またはクリニックを決め、受診予約をする。日本語を解さない場合は直接病院にコンタクトをとるのではなく、先にNGOに連絡する方がよい。CHARMから他の地域のNGOを紹介することもできる。

Step 5
 受診に際してCHARMでは必要に応じた医療通訳サービスや同行支援の提供が可能。

政府の補助金の条件を満たさない場合のARTのオプション

 1) 健康保健には加入しているが、上記Step3の要件を満たしていない場合は、定期的に血液検査を受け、病院またはクリニックが発行する処方箋によりARVを購入できるが、健康保険を使っても月額80,000円(US$615, $1=130)ほどかかる。
 2) 自国の病院に定期的に通い、治療を継続する。
 3) インターネットで薬を購入する。

HIV陽性者支援団体

団体名:NPO法人CHARM

資料のダウンロードはこちらから → 外国人のHIV診療と支援<日本>(PDF版)

<For English> From Oversea to Japan

※ As of January 2023

Steps toward government subsidized HIV treatment (ART hereafter)

Step1
 Register as resident at a local government office and obtain Residence Card. Foreigners without legal status or temporary visitors cannot register as residents.

Step 2
 Apply for Health Insurance either at
1) a workplace of oneself or of a family member
2) local government office National Insurance Department.

Step 3
 Treatment Guideline recommends starting ART soon after HIV infection is confirmed. On the other hand, application for government subsidy requires 2 past blood test results where CD4 count is below 500 and/or viral lord RNA is above 5000 copies together with other basic blood test results. A referral letter from a doctor is also necessary.

Step 4
 Decide which hospital or clinic to visit and make an appointment. If you do not speak Japanese language, it is better to contact NGO first rather than contacting the hospital directly. CHARM can also introduce NGOs in other regions.

Step 5
 CHARM offers medical interpretation service or accompaniment upon request.

Options to get ART if you do not meet conditions for government subsidy

1) If you are a member of Health Insurance (Step 2) but do not meet the requirements in Step3, you need to purchase ARV with a prescription from a hospital or clinic. Purchase of non-generic ARV is around 80,000yen (US$615, $1=130yen) monthly under Health Insurance coverage.
2) Continue treatment at a hospital in your country by going back regularly.
3) Purchase at online pharmacy.

Support organization for PLWH

Organization name:NPO法人CHARMCenter for Health and Rights of Migrants (CHARM)

Download Document here → HIV Treatment and Support for Foreigneres living with HIV <JAPAN>(PDF)

日本(Japan) → ベトナム(Vietnam)

※ 2023年1月 現在 (As of January 2023)

Download Document here → HIV Treatment and Support for Foreigneres living with HIV <Vietnam>(PDF)
国が補助するHIV治療(以下、ART)の手順

Step1
 政府機関で長期居住者として登録し、レジデンスカードを取得する。

Step 2
 以下のいずれかの健康保険を申請する。
1) 職場または家族が働く会社を通して
2) 市町村の健康保険課にて

Step 3
 政府認定の病院(すべての州立病院)でHIV確認検査を受ける。
現行の方針では、初めに必ず確認検査を受けなければならず、その後HIV陽性者は、CD4の数値やウイルス量に関わらずARTを開始することができる。CD4およびウイルス量はあとで必要となる。

Step 4
 HIV陽性者は検査を受けた病院で、ARTプログラムに参加する。
もしその検査施設が治療を実施していない場合には、同等の治療施設を紹介される。
コミュニケーションにはGoogle翻訳が一般的に使われている。また、殆どの中央病院および地方病院にはベトナム語と英語のウェブサイトがあり、ほとんどの医師は英語を話すことができる。

Step 5
 病院の治療ガイドラインと方針に従って、治療を続ける。

政府の補助金の条件を満たさない場合のARTのオプション

 1) 在留カードや健康保険を持たない外国人は自費でHIV治療を受けることができる。ジェネリックARVの一般的な価格は約1,000,000VND(US$42/ $1=23,500VND)。
 2) 自国の病院もしくはクリニックに定期的に通って治療を継続する。
 3) その他のオプションについては、VNP+または近隣のNGOに相談のこと。

HIV陽性者支援団体

団体名:Vietnam Network of People living with HIV

資料のダウンロードはこちらから → 外国人のHIV診療と支援<ベトナム>(PDF版)

日本(Japan) → 台湾(Taiwan)

※ 2023年1月 現在 (As of January 2023)

Download Document here → HIV Treatment and Support for Foreigneres living with HIV <Taiwan>(PDF)
国が補助するHIV治療(以下、ART)の手順

Step1
 指定病院にてHIV検査を受け、結果を受け取る。 HIV指定病院のリストはこちら

Step 2
 抗HIV薬を購入し、購入記録を国民保険システムにできるだけ早く登録する。
 HIV関連サービスが受けられるのは、登録より2年後となる。

Step 3
 最寄りの保健所にて国民健康保険証の登録および加入。

Step 4
 2年間の待機期間中は、他の方法でHIVの治療を継続する必要がある。
 自国での検査および治療、または自国もしくはオンラインで薬を購入する等。

Step 5
 指定病院やクリニックにてCD4やウイルス量等、定期的に血液検査を受ける。

政府の補助金の条件を満たさない場合のARTのオプション

 上記Step4に記されている2年間の待機期間中、台湾でHIVの治療を継続するには以下のとおり、いくつかの方法がある。

  • 台湾のHIV指定病院から薬を自費で購入する。ただし、費用は1カ月あたり約13,200NTD(約440USD)。
  • 家族や友人に自国より薬を送ってもらう。事前にTFDA(個人使用医薬品輸入承認申請)を行うことが望ましい。詳細な手順についてはこちら
  • オンラインで薬を購入する。事前にTFDA(個人使用医薬品輸入承認申請)を行うことが望ましい。詳細な手順についてはこちら
  • 定期的に帰国し、母国で治療を継続する。

その他、詳細等については service@praatw.org まで。

HIV陽性者支援団体

団体名:Persons with HIV/AIDS Rights Advocacy Association of Taiwan

資料のダウンロードはこちらから → 外国人のHIV診療と支援<台湾>(PDF版)

日本(Japan) → タイ(Thailand)

※ 2023年1月 現在 (As of January 2023)

Download Document here → HIV Treatment and Support for Foreigneres living with HIV <Thailand>(PDF)
国が補助するHIV治療(以下、ART)の手順

Step1
 国の指定病院でHIVの血液検査を受ける。

Step 2
 ラオス、カンボジア、ミャンマー、ベトナムの国籍をもつ外国人は、年間2,200THBの費用を支払うことにより、病院で非タイ人向けの健康保険への加入申請ができる。

Step 3
 上記に含まれない外国人は勤務している会社を通じて、健康保険に加入することにより、タイ政府が援助を行うHIVの診断および治療等の医療サービスを受ける資格が与えられる。ただし、全ての病院が外国人に対して、健康保険適用の医療サービスを提供しているわけではない。

Step 4
 医師の診察を受ける。
 血液検査の結果、HIV陽性が明らかになれば、同日に病院でARVを受け取ることができる。健康状態や日和見感染のスクリーニングのため、CD4やその他の検査を行う。

Step 5
 薬を受け取るため、3~6カ月に一度病院に通う。ただし、HIVに新たに感染した患者の場合、最初のうちは2週間または1カ月の間に再度病院を訪れる必要がある。
 ‣一般的な血液検査(CBC,FBS,SGPT等)およびCD4の検査は半年から一年毎に行われる。
 ‣ウイルス量の検査はARV服用開始後半年の時点から年に一度実施される。
 ‣ARVを服用後、CD4が350を超え、ウイルス量が2年間継続して50未満である場合、CD4の検査は行われない。
 ‣ウイルス量が1000以上の場合には、薬剤耐性検査を行う。

政府の補助金の条件を満たさない場合のARTのオプション

 タイ政府の補助金の条件を満たしていない場合は、国立病院、私立病院もしくはタイ赤十字エイズ研究センター(アノニマスクリニック)の医師の診察を受けることが可能。各種検査およびARVの費用はすべて自費で支払わなければならない。
 私立病院での臨床検査とARVの価格は、通常、州立病院や匿名クリニックよりも高額である。
 アノニマスクリニック(https://english.redcross.or.th/aboutus/department/trcarc/)では、タイの標準的な治療が受けられ、ARVの選択肢も幅広い。

HIV陽性者支援団体

団体名:Thai network of people living with HIV (TNP+)

資料のダウンロードはこちらから → 外国人のHIV診療と支援<タイ>(PDF版)

日本(Japan) → ミャンマー(Myanmar)

※ 2023年1月 現在 (As of January 2023)

Download Document here → HIV Treatment and Support for Foreigneres living with HIV <Myanmar>(PDF)
国が補助するHIV治療(以下、ART)の手順

Step1
 最寄りの病院で診察および血液検査を受ける。 外国人は政府の医療費援助の対象ではない。

Step 2
 検査結果の精査およびカウンセリング等ART開始のための準備を行う。

Step 3
 民間病院においてARTを開始する。

Step 4
 臨床相談の実施。

Step 5
 定期的なフォローアップとARTの調整を継続する。

政府の補助金の条件を満たさない場合のARTのオプション

 外国人は政府の補助金を受ける資格がなく、すべて自費で治療を受けることになる。

HIV陽性者支援団体

団体名:Pyi Gyi Khin

資料のダウンロードはこちらから → 外国人のHIV診療と支援<ミャンマー>(PDF版)

日本(Japan) → インドネシア(Indonesia)

※ 2023年1月 現在 (As of January 2023)

Download Document here → HIV Treatment and Support for Foreigneres living with HIV <Indonesia>(PDF)
国が補助するHIV治療(以下、ART)の手順

Step1
 地域の支援団体に連絡し、相談する。

Step 2
 地域団体よりスピリティア財団に連絡がある。

Step 3
 スピリティア財団が、当人のニーズに合った病院を見つける。

Step 4
 スピリティア財団が受け入れ可能な医師および病院、もしくは民間の診療所に連絡をする。

Step 5
 このプロセスにより、外国人でも問題なくHIV治療を受けることができる。

政府の補助金の条件を満たさない場合のARTのオプション

 ARVはすべて無料で提供されており、政府が合法的に管理する市販のARVはない。
 そのため、利用可能な選択肢にそぐわない場合、ARVを購入することはできない。

HIV陽性者支援団体

団体名:Spiritia Foundation

資料のダウンロードはこちらから → 外国人のHIV診療と支援<インドネシア>(PDF版)

日本(Japan) → 韓国(South Korea)

※ 2023年1月 現在 (As of January 2023)

Download Document here → HIV Treatment and Support for Foreigneres living with HIV <South Korea>(PDF)
国が補助するHIV治療(以下、ART)の手順

Step1
 入国管理局に行き、外国人登録証明書を発行してもらう。

Step 2
 国民健康保険(NHI)の地方事務所に行き、外国人のためのNHIに加入する。
 その際、外国人登録証明書および学生証や労働契約書など、韓国に居住していることを証明する書類を持参すること。ビザの種類に関係なく、すべての外国人に国民健康保険への加入が義務付けられている。

Step 3
 近隣の保健所でHIV検査を受ける。(ソウル25区25センター)
 HIV陽性の結果を書面にて受け取る。その間、保健所から保健福祉部の韓国CDCにあなたのHIVステータスが通知され、登録される。この時点で、以下の2つのオプションのうちどちらかを選び、決定する必要がある。
1) 実名で登録(医療費の全額を国民健康保険および国が負担)
2) 匿名で登録(国民健康保険および国からの補助金なし)
※1)と2)は登録後、いつでも変更可能。

Step 4
 総合病院または公立の医療センター(ソウル医療センター等)の感染症内科の受診予約を行う。

Step 5
 年に1~2回、定期的に血液検査を行いCD4やウイルス量、薬剤耐性などの検査を受ける。

政府の補助金の条件を満たさない場合のARTのオプション

 1)HIV/AIDS患者もしくは移民を支援するNGOに連絡をして、ARV取得のための支援を求める。それらの団体は政府の補助金の対象とならない外国人に対するARVサポートに関する情報を持っている。NGOが外国人医療支援の申請を手助けしてくれるが、政府の支援には厳しい制限がある。
 2)自国よりARVを輸入する。ただ、通関の審査は厳しいため、特に医薬品に関してはMDの紹介状(英文)等の補足書類が必要な場合がある。

HIV陽性者支援団体

団体名:Network of HIV/AIDS Human rights Activists

資料のダウンロードはこちらから → 外国人のHIV診療と支援<韓国>(PDF版)
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